北京パラリンピック2022、いよいよ開幕が近づいてきました。
北京オリンピック2022の熱も冷めていない頃ですが、また熱戦が繰り広げられますね!
パラリンピックは”もうひとつのオリンピック”と言われています。
最初は車いす利用者のリハビリテーションのスポーツから、現在はアスリートの競技スポーツに変化しています。
パラリンピックの歴史は、
パラリンピックの起源は1948年、医師ルードウィッヒ・グッドマン博士の提唱によって、ロンドン郊外のストーク・マンデビル病院内で開かれたアーチェリーの競技会です。第2次世界大戦で主に脊髄を損傷した兵士たちの、リハビリの一環として行われたこの大会は回を重ね、1952年に国際大会になりました。
さらに1960年のローマ大会からはオリンピック開催国で、1988年のソウル大会からはオリンピックの直後に同じ場所で開催されるようになります。
引用:東京都オリンピック・パラリンピック準備局よりhttps://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/
現在の競技の激しさを見ると、リハビリから始まったなんて思えないような感じですね。
今回の北京パラリンピック2022、日程や競技など見どころも含め見ていきましょう(^^♪
目次
北京パラリンピック2022日程はいつから?
北京パラリンピック2022開催の日程いつからいつまででしょうか?
日程:2022年3月4日(金曜日)~3月13日(日曜日)の10日間
北京オリンピックより日程が短く感じられます。
今回のパラリンピックは6競技78種目で行われるため、北京オリンピックの15競技109種目より少ないため、短くなりますね。
その分、ギュッと熱い戦いが繰り広げられますよ~!!
北京パラリンピック2022競技ごとの日程は?
では、競技・種目ごとの日程はどうなっているでしょうか?
3月4日(金曜日) 開会式
3月5日(土曜日)
❅パラアイスホッケー:予選4試合
❅車いすカーリング:予選リーグ2試合
❅パラアルペンスキー:男女滑降
❅パラバイアスロン:男女6キロ(立位・座位・視覚障害)
3月6日(日曜日)
❅パラアイスホッケー:予選4試合
❅車いすカーリング:予選リーグ3試合
❅パラアルペンスキー:男女スーパー大回転
❅パラクロスカントリースキー:男子18キロ(座位)、女子12キロ(座位)
❅パラスノーボード:男女スノーボードクロス予選
3月7日(月曜日)
❅車いすカーリング:予選3試合
❅パラクロスカントリースキー:男子20キロクラシカル(立位・視覚障害)、女子15キロクラシカル(立位・視覚障害)
❅パラスノーボード:男女スノーボードクロス決勝
3月8日(火曜日)
❅パラアイスホッケー:予選4試合
❅車いすカーリング:予選リーグ3試合
❅パラアルペンスキー:男女スーパー複合(前半:スーパー大回転、後半:回転)
❅パラバイアスロン:男女10キロ(座位・立位・視覚障害)
3月9日(水曜日)
❅パラアイスホッケー:順位決定予備戦2試合
❅車いすカーリング:予選リーグ3試合
❅パラクロスカントリースキー:男女スプリント(予選~決勝)
3月10日(木曜日)
❅パラアイスホッケー:7位・8位決定戦
❅車いすカーリング:予選リーグ3試合
❅パラアルペンスキー:男子大回転
3月11日(金曜日)
❅パラアイスホッケー:準決勝2試合、5位・6位決定戦
❅車いすカーリング:準決勝、3位決定戦
❅パラアルペンスキー:女子大回転
❅パラバイアスロン:男女12.5キロ(座位・立位・視覚障害)
❅パラスノーボード:男女バンクドスラローム予選
3月12日(土曜日)
❅パラアイスホッケー:3位決定戦
❅車いすカーリング:決勝
❅パラアルペンスキー:男子回転
❅パラクロスカントリースキー:男女10キロフリー(視覚障害・立位)男女7.5キロ(座位)
❅パラスノーボード:男女バンクドスラローム決勝
3月13日(日曜日)3月13日(日) ❅閉会式
❅パラアイスホッケー:決勝
❅パラアルペンスキー:女子回転
❅パラクロスカントリースキー:男女混合リレー、リレー(性別制限なし)
(日程は後日、変更される可能性があります)
パラリンピックは障がいの程度や内容によって、細かく分けられているので、実施種目も数が多くなってきますね。
全力で戦う選手の皆さん、応援していきましょう!!
北京パラリンピック2022見どころご紹介!
各競技の見どころどんなところでしょうか?
障がいの程度や内容によって分けられているとは言え、雪や氷の上を滑ったりして競技するのは北京オリンピックと変わりません。
スピードは変わらず出るので、危険と隣り合わせでメダルをかけて選手の皆さんは競っています。
選手同士の衝突などアクシデントもあります。
障がいを感じさせない戦い、注目です(^^♪
(参考:日本パラリンピック委員会ホームページhttps://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/guide-top.html#winter
パラサポWEBhttps://www.parasapo.tokyo/topics/64533)
パラアルペンスキー
高速系の「ダウンヒル(滑降)」、「スーパーG(スーパー大回転)」、技術系の「ジャイアントスラローム(大回転)」、「スラローム(回転)」、スーパーG・スラローム各1本ずつ滑りその合計タイムを競う「スーパーコンバインド(スーパーコンビ)」の5種目が実施されています。
長い距離を時には時速100kmを超えるスピードで滑降、コースによってはビッグジャンプも見られます。
立位(スタンディング)
・・・「アウトリガー」(スキーのついたスティック)を使用する場合あり
座位(シッティング)
・・・チェアスキーを使用して競技
視覚障がい(ビジュアリーインペアード)
・・・前方を走るガイドの音声サポートを受けて競技
この3つのカテゴリーを、さらに障がいの種類や程度、運動機能などによってクラス分け(立位11クラス、座位5クラス、視覚障がい3クラス)して、実走タイムにクラスごとに設定された係数を掛けた計算タイムで順位が決まります。
パラクロスカントリースキー
カテゴリー分けはパラアルペンスキーと同じですが、クラス分けが異なります(立位7クラス、座位5クラス、視覚障がい3クラス)。
座位では、2本のスキーにフレームを取り付けた「シットスキー」に乗り競技を行います。
また、立位と視覚障がいカテゴリーでは、専用のカッターで作られた二本の溝を滑るクラシカル走法と、主にスケーティング走法を用いるフリー走法の2種目が行われます。
視覚障がいでは選手とガイド、お互いの安全確保のためスティックを持たせるなどして使用する場合があります。
パラバイアスロン
立位、座位、視覚障がいの3つのカテゴリー分けられ、男女別に各カテゴリーで順位を競います。
アルペンスキー同様、実走タイムに障がいの程度に応じて設定されている係数を掛けた計算タイムで順位決定されます。
立位と座位の選手はエアライフルですが、視覚障がいの選手は音と光で的の位置などがわかるようにビームライフルを使用して的に近くなるに従って音が変化するような装置を使って射撃をします。
障がいの程度に関わらず皆が伏射で行うので、息の上がった状態で的に確実に当てるって大変だと思います。
当たらなかったら時間加算などのペナルティがあります。
寒いのにさらに過酷なレースですね((((;゚Д゚))))
パラスノーボード
2014年ソチパラリンピックを経て、2018年平昌パラリンピックより新たに競技に加わりました。
上肢障がい1クラス・下肢障がい2クラスに分けて3回の滑走でベストタイムを競います。
北京オリンピックで実施されたハーフパイプで競技をするのではなく、コース走行してタイムを競う形です。
バンクドスラローム・・・バンクと呼ばれる傾斜のあるコーナー設置のコースを選手1人ずつ3回滑走、最速タイムで順位を競います。
スノーボードクロス・・・バンクやウェーブ(波打った雪面)、キッカー(ジャンプ台)が設置されたコースでのタイムトライアルです。決勝ラウンドでは1対1または複数による一斉スタートするレースで、早くゴールした選手が勝利となります。
下肢障がいとか滑るんだろうか?とか疑問に思いましたが、義足を装着して普通にレースされているのはスゴイ!の一言です。
パラアイスホッケー
下肢に障がいがある選手が「スレッジ」と呼ばれる専用のソリに乗って、1ピリオド15分、3ピリオドの計45分でプレーし勝敗が決まります。
激しいボディチェック(ぶつかり合い)が認められていて「氷上の格闘技」と呼ばれるのは、健常者のアイスホッケーと変わりません。
ゴールやアイスリンク、パックも変わりませんが、1チームゴールキーパー1名を含む6名で、17名の選手の中で交代も自由に行われます。
そのため、選手が途中で全交代なんて事も!
2本のスティックには氷を進むためのアイスピック状の側と、反対側にはパックをはじくブレードが取り付けられていて、巧みに操り持ち替えソリを進めゴールします。
スレッジごとボディチェックするので、迫力はスゴイものがあります。
出場8各国を2グループに分け総当たり戦で準決勝・決勝に進むチームが決まります。
残念ながら日本は最終予選で敗れたため、北京パラリンピックへの出場権を得ることはできませんでしたが、どの国が勝ち進むのか注目ですね!!
車いすカーリング
競技をする上で、カーリングと車いすカーリングとの違いは大きく次の5つです。
●男女混合チーム
●車いすの位置を決めるためのチェアラインが設定されている。
●チームメイトの補助を受け、静止した状態の車いすからストーンを投げる。
●ストーンを投げる際、腕の動きを補助するための専用のデリバリースティックを使用して行う。
●ブラシで氷上を掃くスイーピングはしない。
投球してその後の調整などがスイーピングなどで出来ない分、静止する時のチームワークや投球技術が必要になってきます。
車いすに座った状態でストーンを正確に投げる、氷上の滑り具合もあるので相当技術必要です。
今回は残念ながら日本代表は出場しませんが、白熱しそうです( ー`дー´)
まとめ-障がいを感じさせない戦いに注目!!-
いよいよ3月4日より北京パラリンピック始まります!
6競技78種目、10日間の開催です。熱戦楽しみですね!
個人的にはパラアイスホッケーと車いすカーリングが楽しみです。
残念ながら、どちらも日本の出場がない競技ですが、気持ちは世界とひとつにして応援していきましょう(^^♪
テレビではどこまで放送されるのかな?楽しみです(^^♪
NHKのEテレで取り上げられるようです。ぜひ放送もチェックしましょう!!
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